「プログラミングを始めるなら Python がいい」という声をよく聞きます。文法が読みやすく、書き出しのハードルも低い言語です。
ただ、このサイトの主対象は「日本で Web 系・業務系の仕事につなげたい人」です。その前提だと、Java の方が未経験向け求人も職業訓練も充実しているというのが、Python ではなく Java を選んだ理由です。Spring Boot(Java の Web フレームワーク)を最終ゴールにしているのも、その延長です。
このサイトのゴール
このサイトは、最後に Spring Boot でデータの追加・表示・更新・削除ができる Web アプリと、外部から呼び出せる API を作り、画面(HTML / CSS / JavaScript)と DB をつなげるところまで進みます。
進め方にも特徴があります。「全部を最初から自力で書く」ことは急ぎません。このサイトが重視するのは次の4つです。
- AI やサンプルのコードを読める
- 少し直せる
- 動かして確かめられる
- コードの意味を確かめてから取り込める
この4つを回しながら、コードの意味を体で覚えていく進め方を採っています。
「学びやすさ」と「就職への近さ」は別の話
「学びやすい言語」と「就職につながりやすい言語」は、必ずしも一致しません。前者は文法の読みやすさで決まりますが、後者は業界の採用実績や求人量によって変わるからです。
プログラミングを楽しむことが目的であれば前者を優先しても構いません。ただ、仕事につなげたいなら、業界の実態に合わせて言語を選ぶ方が現実的です。
Java を選んだ根拠
教材としての一貫性
Java → HTML / CSS / JavaScript → SQL → Spring Boot という流れにすると、画面・API・DB の役割を分けながら、最後に1つの Web アプリとして組み上げられます。Java は日本の業務 Web 開発で広く使われており、Spring Boot はその主要フレームワークです。この流れが一本につながることで、途中で言語を切り替えずにゴールまで進めます。
職業訓練との一致
東京都や大阪府の公開訓練情報(2026年3月時点)を確認したところ、Java を含む IT 系訓練が複数見つかりました。
- 東京都: 「Java・Webプログラマー育成科」「Python Java複数言語習得科」
- 大阪府: 「Java・Python・スマホアプリ開発技術習得科」「Web・スマホアプリ(Java)開発実践科」
どちらも、Java 単独ではなく Web・DB・就職支援とセットで組まれており、このサイトの構成(Java + フロント + DB + Spring Boot)と近い内容です。
未経験求人の見え方
Indeed や Green で「未経験 Java」を検索すると、研修つき育成枠の求人が上位に出やすい傾向がありました。一方、Python の未経験検索では AI・データ分析・複数言語研修など守備範囲が広く、Web 系・業務系開発の入口としては絞りにくい印象です。
Python が悪いわけではない
Python は AI やデータ処理では第一選択肢であり、このサイトを終えたあとに学ぶ価値は十分あります。ここでの判断は「Python より Java が優れている」ではなく、日本で Web 系・業務系の仕事を目指すなら Java の方が近道になりやすい、という判断です。
このサイトの学習順
- Java の基本 — 変数、条件分岐、くり返し、メソッドを短いコードで読む
- フロントの最小セット — HTML / CSS / JavaScript の役割を分けて理解する
- DB / SQL — テーブル、CRUD、JOIN の基本を押さえる
- Spring Boot — API と CRUD を作り、画面と DB をつなげる
1つずつ部品の役割をつかんでから組み合わせるほうが、最初から全部を同時に扱うより詰まりにくいためです。
次は、この学習順をもう少し具体的に整理した「Java Web開発コースの全体像」に進みます。